酒さは化粧かぶれや食生活の乱れ、添加物などなど
様々な原因があるとされています。
結局自分がどれに当てはまるのかは、
一つ一つ潰していくしかありません。
下記は、私が今までに酒さ発症のキッカケになったのではと考えているものの一覧です。
心当たりのある方は、
原因を知り対策に取り組む事で
大きな改善に図れる可能性があります。
<ワインが酒さ発症のリスクに>
具体的には、まったく飲酒しない人に比べて、白ワインを月1~3杯程度飲む人は酒さリスクが「14%上昇」し、
週5杯以上嗜む人の場合は実に「49%上昇」との高リスクが認められたそうです。
アルコール摂取量が増加するに伴い酒さリスクは有意に上昇傾向にあり、
とりわけ「白ワインと蒸留酒(ウイスキー、ブランデー、ウオツカなど)が有意に関連している」
という残念なデータもあるようです・・・
糖質ゼロ!と喜んで飲んでいたウイスキーも酒さ発症のリスクがあったなんて;
アルコール以外にも日光の影響やカフェイン摂取、
熱いものやスパイシーな食品などの一般的な引き金も発症につながるそうですが・・・
ちなみに赤ワインの場合は(既発症者の)症状を悪化させるそうです。
心当たりのある方は量を減らす等の対策を取られてみてください。
<ピロリ菌と胃痛と酒さの関係>
慢性的な胃炎にはどういった原因があるのか調べてみました。
まず一番に浮上したのが
ピロリ菌。
私は過去に検査済みであり、
その時は”ピロリ菌はいない(陰性)”との結果でした。
しかし、興味深い記事を見つけました。
「去年までピロリ菌じゃなかったのに、今年からピロリ菌になりました。」
という不思議な記事。
これはどういう事かと言うと、
2017年から、ピロリ菌の「正常値」が大きく変わった事にあります。
これは、ピロリ菌に関する研究が進んだ「成果」です。
・抗生剤やPPIと呼ばれる強めの胃薬を服用している方(タケプロン、パリエット、オメプラール、ネキシウム、タケキャブなど)
・ステロイド剤を服用中の方
・免疫力が低下している方
上記のような方は、実際はピロリ菌がいるのに、
検査結果では陽性との境界値に近く
”陰性”と判断されてしまう”偽陰性”も一定の割合で起こりうるそうです。
胃内視鏡検査において、
組織を採取してピロリ菌を調べる検査(鏡検法・迅速ウレアーゼ法・培養法)による
サンプリング・エラーとなってしまった(ピロリ菌が存在しないところの胃粘膜を採取していた)場合も、
”偽陰性”となっていました。
2017年以降は正常値が10未満でしたが、今は正常値が3未満になり、
過去に陰性と診断された方でも「今年の検査で突然「陽性(+)」といわれました」という方が続出しているという訳です。
ピロリ菌は小児期に水や食べ物から感染し、
胃炎や胃潰瘍、胃がんを作り出すとされています。
感染力が強く胃内に留まり、自然に治ることはほとんどないとされています。
が、
風邪などで抗生剤を飲んだり、自分の免疫力で自然に除菌される場合もあるようですが・・・
ちなみに酒さもじんましんもピロリ菌除菌で改善されるケースがあるそうです。
胃痛でお悩みの方は、まずピロリ菌の検査を。
簡単な検査で結果が分かります。
<カンジダ腸>
カンジダとは、
表皮・口腔・消化器官内などに常在する菌で
免疫機能の低下などにより異常繁殖するとカンジダ症を引き起こしたりします。
腸内でカンジダが異常繁殖すると、
腸カンジダになります。
酒さ完治のためには腸内環境を整える事は必須だと考えているため、
試しに三ヶ月、下記を続けてみました。
まず一日で効果があったのは、
”口内のネバつき”です。
無くなりました。
あとは便秘にもならなくなり、
病的に甘いものを欲しなくなりました。(こちらはビタミンBの効果も考えられます)
半年続けると大きく変わるそうです。
本気でカンジダケアに取り組めば、
抗生物質は必要無くなるとのレビューもありました。
心当たりのある方は、取り組んでみてください。
<ストレスで糖化>
前回のnoteでも、
糖化が酒さにも大きな影響を及ぼす事をお話させていただきました。
注意したいのが、
糖は外から摂取する以外にも
体内で生成されてしまうものもあります。
糖質制限を一生懸命こなしても
怒る 怒られる 心配する イライラする 悩む
等の行動で
体内で糖が作り出され
血糖値が上がることがあります。
なので、糖を摂取していなくても
怒ったり怒られたり強いストレスにさらされ続ける事で
糖尿病になったります。
血中のブドウ糖が過剰になってあふれ出すと(血糖値が上がる)、
人間の体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結びつき、
体温で熱せられ
タンパク質と糖が加熱されてできた物質、
AGE(終末糖化産物)ができてしまうのです。
体内のタンパク質が糖化しても、
初期の段階で糖の濃度が下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができます。
しかし高濃度の糖がある程度の期間さらされると、
毒性の強い物質に変わってしまい元には戻れなくなります。
ちなみに、
体内の「糖化現象」は、まず血中で起こります。
糖を取り過ぎる
↓
血中に余分な糖が増える
↓
赤血球のたんぱく質・ヘモグロビンと結合し、AGEが発生
↓
糖化したヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割を果たせなくなる
↓
体中の細胞が低酸素状態に陥って、新陳代謝が低下
ちなみに、コラーゲンはタンパク質の一種なので、
体内のあらゆる部位でAGEが発生する事になります。
すると血管の内側が傷つき動脈硬化になり、
心筋梗塞・脳梗塞の大きな原因になります。
家庭内暴力 DV 酒乱 モラルハラスメント など、
夫婦間・家族間で長期に渡りストレスを与え・与えられ続けた場合もかなりの注意が必要です。
<リーキーガット症候群>
リーキーとは漏れている状態。
腸は英語でガット(Gut)。
つまり”リーキーガット”は”腸の粘膜に穴が空き、
異物(菌・ウイルス・たんぱく質)が血中に漏れだす状態にある腸”のことを指します。
日本語では「腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)」といいます。
日本人では7割もの人が何らかのリーキーガットに陥っているとも言います。
これらの症状にあてはまっていたら、リーキーガット症候群の可能性があります
➡何かの食べ物に不耐性があったり、アレルギー反応を示す食品アレルギー
➡ゲップ、おなら、胃酸が逆流する
➡胃や腸、肝臓などをはじめとする臓器に潰瘍などの炎症
➡自己免疫疾患、リウマチ、糖尿
➡甲状腺機能低下、副腎疲労
➡関節痛
➡消化不良
➡ニキビ、乾燥肌、湿疹、鼻の頭にできる酒さ
➡感情不安定、うつ、心配症、自閉症、ADHDなど
リーキーガットを起こす危険な物質
「グルテン」
グルテンは主に小麦、大麦、ライ麦といった穀類に含まれる成分。
腸粘膜細胞の受容体に結合してゾヌリンという物質を産出し、
腸粘膜の細胞間に隙間をあけてリーキーガットを起こします。
つまりパンやうどん、パスタはリーキーガットになりやすい食品。
「レクチン」
豆類やじゃがいも、トマトなどの一部の野菜、植物の葉や種子、
根などに含まれるたんぱく質の一種。です。昆虫、鳥、小動物からの
捕食を逃れるための「毒(抗栄養素)としての作用を持っており、
炭水化物や糖類に結びつく「強力な接着剤」のようなもの。
レクチンを含む代表的な穀物と豆類に、小麦、大豆、インゲン豆、
ピーナッツがあります。
「サポニン」
豆類に含まれるサポニンも問題です。(略)サポニンは、豆類などの
植物に含まれている泡を出す成分です。
天然の界面活性剤(油を溶かして水で洗い流すことができる)として知られています。
サポニンもレクチン同様、昆虫や微生物からの捕食に対抗するための毒性物質です。
サポニンはその界面活性作用から、細胞膜を溶かし、
赤血球などにダメージを与えることが分かっていますが、
それよりももっと問題になるのが、リーキーガットを引き起こすことです。
「タンニン」
お茶、ワイン、渋柿などに含まれる渋みの成分で、ポリフェノールの
一種です。
適量ならよいのですが、摂り過ぎるとミネラルの吸収障害を起こして腸粘膜細胞を委縮させ、リーキーガットを起こします。
・豆類はぜひとも避けたい食品です。
豆類に含まれているフィチン酸によって、亜鉛、鉄、マグネシウム、カルシウムといったミネラルが体内に吸収されないことです。
私たち人間はフィチン酸を分解する酵素を持っていません。
このためいくら豆を食べても体がミネラルを消化吸収出来ない。
どんなに栄養価が高くても体に取り込めなければ意味がありません。
<腸内細菌異常増殖症候群 SIBO>
腸内細菌が本来生息数の少ない小腸に多く繁殖しすぎてしまった状態を
腸内細菌異常増殖症候群(SIBO)と呼びます。
増えすぎた腸内細菌は炭水化物や食物繊維を発酵してガスを大量に発生させます。
また消化を邪魔したり、代謝を妨げることで様々な症状を引き起こします。
皮膚病は特に腸内細菌異常増殖症候群(SIBO)との関連が多い疾患です。
酒さ(赤ら顔)の45-65%、乾癬の21%の患者にSIBOが見られ、
SIBOの治療によりこれら皮膚の疾患の改善が見られました。
<最後に>
「糖質制限を始めてみたものの、辛くて続けられそうにありません・・・」
とのお声を頂きました。
分かります、辛いですよね。
個人的には何度挫折しても大丈夫だと思ってます。
一週間に一日だけ糖質制限する日、というのを作ったり、
マイペースで全然良いと思います。
あと、
「数値化する事」と「理屈や根拠を考える事」で
成功しやすいと思います。
私は具体的に、
「一日の糖質量を10g以下にし、タンパク質摂取量100gを目指す。」
という目標を掲げています。
それは、”慢性的な胃痛は糖質のせい”であり、
胃を治すためには”タンパク質が必要”という結論に辿り着いたからです。
ただたんに、
「痩せたいから糖質制限する!」
「糖質制限すれば健康になれる!」
と考えているのと、
「何故自分は太りやすいのか?」
「胃が痛いのは何が原因なのか?」
「慢性的な便秘は何故なのか?」
と具体的に考え調べるのとでは、
結果の出るスピードが全く違ってくると思います。
また、
自分のやるべき事が明確化しやすいです。
なにごとも結果の要因は曖昧なものが多いです。
だからこそ、自分なりの理屈や根拠が重要だと考えます。